日本の大相撲の幕内について
日本の国技である大相撲には、本場所での成績に基づいた番付制度が存在します。一番最下位の番付は序の口であり、デビューしたばかりの多くの力士はこの序の口から力士としてのキャリアを始めます。大相撲の番付の中で最高の地位を占めるのが幕内力士で、本場所で優れた成績を残した力士だけが幕内力士になることができます。
幕内力士には大相撲の最高位である横綱や、それに次ぐ地位である大関・関脇・小結の三役の力士も含まれています。小結より下の力士は前頭という名称で呼ばれ、その中でも成績が最上位の者は、前頭一枚目と呼ばれています。以下成績が下がるごとに数字も増えていくシステムです。各地位には東と西の二つのものがあり、東の正横綱と西の正横綱では東の方が地位が上とみなされています。
関脇より下の地位の力士は各場所の成績により、その翌場所の番付が大きく変わる場合があります。その一方で関脇から大関に昇格するためには、数場所連続で一定以上の成績を収める必要があります。三場所連続で三役を務めて、合計で三十三勝以上の成績をあげることが、大関昇進のための基本的な条件とされています。