表彰

日本の国技である大相撲で優勝力士に贈られる物

日本の大相撲のテレビ中継を見ていると、千秋楽に優勝力士が表彰式でいろんな賞品を受け取る光景を目にすることができますが、実際に大相撲の本場所で優勝をした力士にはたくさんの賞品が贈られています。まず、各段で優勝した力士には賞金が贈られます。

金額は、序ノ口が10万円、序二段が20万円、三段目で30万円、幕下で50万円と少しずつ上がっていきますが、十両になると優勝賞金が200万円となり、大相撲力士最高の栄誉である幕内最高優勝になると1,000万円にまでアップします。幕内最高優勝の力士に贈られる賞品としてまず挙げられるのは、賜杯、優勝旗、内閣総理大臣杯、優勝額の4つで、カップと旗は次の本場所の初日に返還され、優勝額は東京で行われる本場所の初日に除幕式が行われます。

また、チェコ、アラブ首長国連邦、フランス、メキシコ、ハンガリー、モンゴルなどの友好国や、本場所開催地の地方自治体、企業からは、カップもしくは楯が贈られるほか、副賞として金一封や様々な現物が贈られます。副賞として贈呈される物品はバラエティーに富んでいます。例えば、フランス共和国友好杯の副賞はマカロンの詰め合わせが、アラブ首長国連邦友好杯にはガソリン1年分が副賞としてついてきます。また、宮崎県知事賞や大阪府知事賞、大分県椎茸農協賞などのように地域の特産品も多く副賞として贈られています。